株主総会の後に開催された、個人投資家向け説明会の様子をお送りします。
参加人数は株主総会の時からは減って、25名程でした。
司会は窪田CFO。
まず常包会長の久しぶりのワンマンショー(議長だったのは2020年まで)があった株主総会の総括も兼ねて、当社としては魂が衰えたわけでは全くなく、確実にV字回復できるようにビジネスモデルをもう一度立ち上げる旨の、改めての決意表明がありました。
以下、岩田社長よりデモも交えながらの事業説明があり、窪田CFOとのフリーディスカッション的に進められていきました。
いずれこの日の後刻(19:00~20:00)に開催されたオンライン説明会もアップされることと思いますので、ここでは個人的に気になる箇所を中心に(省いた箇所もあります)、ご発言と要点をまとめる形とさせていただきます。
e食住なび/ビジュアルレシート/パーソナルちらし
【会場で流された動画の要点】
・会員ID連携により、購買が自動で集約・可視化。
・家計支出の推移、よく買う商品、店舗横断の購買履歴を1画面で把握。
・購買履歴に基づく「あなたへのおすすめ」を優先表示。
・買い物リスト/レシピの連動。おすすめメニューと必要食材を提示し、特売商品にラベル表示。
新たな「e食住なび」の[3つの機能]~使えば使うほど、提案の精度が高まる循環構造を持つ。
①「ビジュアルレシート」が購買履歴を蓄積
②「e食住ちらし」がそのデータを元に最適な情報を届ける(「パーソナルちらし」)
③「AI献立提案」が次の来店を引き出す
(岩田社長)
マキヤ(エスポット、POTATO、業務スーパー等を静岡県・神奈川県中心に展開)では、紙チラシからの「改善型」で「eB-DBPちらし」→「e食住ちらし」が採用され、「パーソナルちらし」の実現に向けて「ビジュアルレシート」も採用されている。
(ここで「e食住ちらし」のデモあり)
(窪田CFO)
大手だと月20億円ほどチラシにかけている。
新聞を取らなくなるとお客様に届かない、取る人自体が高齢化でやがて亡くなっていく。
でも他の戦略が無いから紙のチラシを続けている中、合理化する過程で副次的にデジタルチラシもできるようになる。
新聞チラシは木・金に刷って折り込みを入れるが、週1,2回、地域も決まったパターンしか出せない。
それが「パーソナルちらし」になれば、毎日、スポットで「あなた用」に、さらにお店のタイムセールの情報を提供できる。
「e食住なび」はなかなか皆様のお手元に届くには時間がかかると思うが、B2B2Cの良いところは、Cの何十万人という人を直接捕まえる必要がない点。
例えばエスポットさんのLINEのミニアプリの会員は30万人ぐらいだが、我々はエスポットさん=BtoBだけを攻略すれば、30万人のユーザーに対して同社が広めてくれる。
(→ つまり、BtoCとB2B2Cとでは広げるためのコストが全然違うということですね。)
小売さんもこれから無くなっていくメディアにお金と人手をかけるのではなく、それを前向きに変えたい思いがある。
ヨークベニマルさんにも、「e食住なび」を入れるためではなく、今のチラシを生き残らせるために、相当額をかけて仕組みを構築してもらった。
(岩田社長)
ヨークベニマルさんの「eB-DBPちらし」の事例をエリアの周りの小売業に持って行くと、提案に飛びついてくる。
やはり危機感があるので「競合するところがやっていたらウチもやらなくては」となるし、具体的な事例が効く。
(ここで「ビジュアルレシート」のデモあり)
(窪田CFO)
どうやって広げていくかというと、自分たちの近くのお店で取扱いがあって、「あれ?」と気付くタイミングがやってくるのではと思っている。
そのお店で始まった時に、その地域に向けてタイアップしながらTVCMを打ち、各地を順に爆撃するような形で輪を広げていく。
始まりだすと、結構展開は速いのではないかと思う。
→ 当社なりのB2B2Cの広げ方が見えてきました。エリアごとにその地域で強い小売業とまずは実績を作り、そこから「横」に広げていくということですね。
e食住なび for DX
【事例】
・コーナン商事での販売員の方の商品説明用(多言語対応)。ベトナム店舗スタッフの説明用にも。
・回転寿司チェーンでの多言語対応。
・生協の組合員向けアプリ(食の安全情報)。
(窪田CFO)
今年から来年にかけ、皆様にも裏にeBASEがいるようなサービスを目にする機会が増えてくると思う。
長く時間はかかったが、レジの手前まで来ている、お店の手前まで来ている商品情報を、お客様のスマートフォンに大政奉還のように返していくというのが、今どんどん進めているものになる。
多言語版で一番早かったのは、コストコさん。
アレルゲン情報をお伝えしているフードコード以外で、惣菜ラベルでもFOOD eBASEが使われている。
元のデータをずっと作ってきたのがeBASE。
紙に打ち出せるということは、スマホでも出せるということ。
紙でチラシが作られていた、紙でレシートができていた、紙で品質管理のパッケージができた、それらを全部デジタルで(消費者に)返していこうというのが今の取り組み。
MDM eBASE
・業界横断型/小売業での商品マスタ管理~製品情報+商談情報
(個人投資家向け説明会資料 P.18)
(窪田CFO)
MDM eBASEを入れるとなると、「古い建屋」の中にはPOSレジ・物流システム・ECサイト…といった既存のシステムが入っているため、そこをカスタマイズで一所懸命繋いでいくことになる。
これが大変なのだが、その代わり一回入ってしまうと「勝ち」になる。
(→ 高いスイッチングコスト)
やらないといけないが、不必要にやり過ぎると大変。
「良いカスタマイズ」「悪いカスタマイズ」があり、必要のないものばかりやると苦しくなるが、今はだいぶパターン化できて接続して入れやすくなった。
→ MDM eBASEは、システムの「本尊」に入っていくためにどうしても産みの苦しみが伴いますが、失敗・反省を経て、それを大幅に軽減させる仕組みが整いつつあるということですね。
(続く)
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