今回が初参加となります。
なにせ株価が高い企業です。
1単元を確保して総会に参加するのが大変ではありますが、実際に参加してみると「値がさ株ならでは」としか言いようのない独特の世界が待っており、なかなか得難い経験をすることができました。

株主総会
2026年6月24日(水)午後2時
東京都大田区羽田空港一丁目1番4号
コングレスクエア羽田
(「羽田イノベーションシティ」ゾーンJ)
お土産 無し
会場の住所は町域名が「羽田空港」なんですね。
席数は350ほど、参加者は120名程度といったところでしょうか。
議長は関家社長。
淀みなく議事が進行され、そのお話しぶりからは若干の圧すら感じました。
監査報告は、常勤の監査委員長である時丸社外取締役から。
報告事項は、スライドとナレーションにて。
会場で配布された(簡易版ではない)招集通知のごく一部(「事業の経過および成果」「対処すべき課題」)をほぼ読み上げるような形。
シンプルで無駄がありません。
(14:11)
議案は以下の通りです。
- 利益金処分の件
- 取締役10名選任の件
(14:12)
質疑応答(1)
(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)
回答は個別に指定がない限り、全て関家社長から。
質問は「1人1問まで」。
複数ある方は、一巡後に再度挙手という形。
なお、試みとして質問者の発言を音声認識し、リアルタイムで字幕を表示するということを行っていましたが、これはあまり機能していなかったような…
【質問1】
トランプ関税の還付金は、今後入る見込みはあるか?
⇒
関税は輸入者が払うものであり、アメリカのお客様が払われているもの。
還付があるかどうかは弊社の知るところではなく、あると言われてはいるが弊社がコントロールできるものでもない。
(質問者:でも手続きが必要なのでは?)
弊社製品に関して「お客様が」することであって、弊社がするものではない。
(質問者:日本から手続きするとか、直接還付になるものではないということ?)
例えば弊社の米国法人が輸入者となっているとしたら、そこが還付手続きを取るということ。
そこが納付しているわけだから。
ただ装置類については、アメリカの場合はほとんど全てのものが直送なので、お客様が輸入者ということ。
(質問者:ということは、「無い」と?)
弊社には入らない。
(質問者:ただ米国法人ではあるかもしれない?)
弊社の米国法人も輸入者にはなっておらず、あくまでアメリカのお客様が輸入者。
したがって、(弊社側では)関税は発生しない。
→ かみ砕いて説明する関家社長の口調は丁寧なのですが、やりとりを聞いているこちらが無駄にハラハラしてしまいました。
【質問2】
御社の場合、1単元の高さについていろんなところで話が出ている。
売買単位は100株になっているが、それが10株になってそれに議決権が付くようなことになるのか?
(→ 質問者はおそらく株式分割の可能性について聞きたかったのでしょうが、売買単位を変えて対応するものと勘違いされて質問したのだと思います。)
⇒
取引単位を100株にしなさいというのは、東京証券取引所の強い要請。
変わるとしたら日本の全ての会社が変わるということ。
弊社だけが変わるものではなく、東京証券取引所が制度を変えるかどうかという話で、弊社がコントロールするようなものではない。
【質問3】
ローツェが米Nanoverse Technologiesを子会社化し、昨年のセミコンジャパンでもレーザースクライビング装置を出展している。
こちらは中長期的に先端パッケージ向けでは競合となり得るのではないかと考えるが、御社としては競合と考えているのか、棲み分けをするのかといった辺りについて教えていただきたい。
(私からの質問です)
⇒
ローツェさんとその子会社さんがどの市場をターゲットにしているのかについては、なかなか外からは観察が難しく、仮に弊社の主戦場のマーケットに入ってきたら、技術力・営業力・総合力で戦うしかない。
現時点でローツェさんの子会社が競合となるかどうかわからない。
うちがいたところにローツェさん、どうぞどうぞと譲るわけはないので、棲み分けをするとしたらローツェさんがうちがやっていない領域の仕事をされるかどうかだと思う。
弊社からどうぞということは絶対にない。
(私:まだちょっと分からないということ?)
レーザーのダイサーの会社は中国・韓国でも10社以上あり、そこと過去から戦い続けて現状シェア7~8割をいただいているので、そこにもう1社入ったからといって何かが大きく動くわけではないと思っている。
→ これから競合としてローツェの子会社が浮上してくるのかどうかは不明ですが、いずれにせよ当社としては横綱相撲で受けて立つということですね。まあ両社のホルダーの私としては、「どっちも頑張って!」というスタンスで温かく見守りたいと思います。
【質問4】
株価がだいぶ上がっていて、簡単に100株単位で買うのが難しい。
株式分割についてどのようにお考えか?
⇒
株主分割に関しては、東証の要請で取引単位を50万円にすることを求められており、しない場合はなぜしないのかをホームページ上で開示することになっている。
よって、そこに今後どうするかということは記載しているが、かいつまんで申し上げると、流動性・株主数といったことを総合的に勘案しながら今後検討していくことになる。
現時点では、分割の検討はしていない。
ただ、常に東証からはそういう要請があるので、分担すべき状況になったら分割するということ。
【質問5】
現在建設中の郷原工場が稼働した場合の生産能力は現在比で何%増加するのか、今の需要に対しての供給能力はどうなるかを教えていただきたい。
⇒
生産の効率化を常にやっており、郷原に引っ越す頃には同じ面積でもたくさん作れるようにはなっているはずだ。
仮に現在の生産効率のままだとすると、郷原工場で一期工事をやっているところだが、二期・三期と合計で3つ、3倍になる予定である。
一期工事だけでも2倍くらいになる予定。
二期・三期とやると6~7倍にできるが、弊社の場合は郷原で作る製品の世界シェアは8割くらいいただけるので、うちがたくさん作って競争に勝ったら売上が伸びるというものではなく、市場がどんどん大きくなるに従って売上が伸びる。
工場を作るのは、市場が大きくなって弊社の製品が必要とされた時、供給できないということが市場に大迷惑をかけるので、それに対して少し先行して工場を建てるイメージ。
どちらかと言えば、市場がどれだけ大きくなるかに関わってくる話。
(続く)
時代劇のワンシーンのように、まるで斬りかかる相手を切れ味鋭い刀でバッサバッサと退けていくような質疑応答。さすが「Kiru・Kezuru・Migaku」の会社です。この先もお楽しみに。ぜひ応援ポチ↓をお願いいたします。↑ ポチっと & ↓ Xでのシェア をお願いします。
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