(2年連続で出席番号1番でした 笑)
質疑応答の続きです。
質疑応答(2)
【質問4】(質問1と同じ方)
- 社長は株主総会をどのようなものと考えているのか。
質問の数を3問に制限している意図は? - 3号議案に関連して、三木さんにお伺いしたい。
IR不足・人材確保の話は長年の課題だと思われ、毎年何をやっているのかと感じる。
(以下、この方なりの主義主張が続きましたが、ここでは割愛)
監査等委員・社外取締役として外から見ていて、思うところがあればご説明をお願いしたい。
1⇒
(宮崎社長)
私としてはできるだけ株主様と対話というか、できるだけご質問に対して用意された回答ではなく、自分の言葉でできるだけお返ししたいと考えている。
株主様は当然、我々を応援していただいている方々という認識を持っており、しゃべれることに関しては自分の言葉で話したいという思いがある。
我々の規模にしては多くの方に来ていただき、また活発なご質問もいただいている中で、1人あたり3問くらいとしておけば、うまく回すことができるのではないかという考えでそうさせていただいている。
言葉足らずの部分はあるかもしれないが、3問まででないと絶対に答えられないということではない。
→ この3年参加させていただいておりますが、確かに質問内容を咀嚼しながら、その場で考えてご回答いただいている印象があります。
2⇒
(三木取締役)
中計で人材確保は重要項目と認識しており、取締役会でも常々いかに人材確保するかということを話し合っているが、今の給料では難しいのでかなり給料をプラスし、条件面を変えていこうと努めた結果が、6名採用につながっている。
IT企業は人材獲得に関して各社競争しており、その中で6名ということ。
監査等委員等としてもそういう目線で、取締役会において論議している。
IRに関しても、株主様の仰る通り。
私も以前は従業員数2千名の当時東証一部上場企業の役員だったが、非常にIRは重要だと認識しているので、必ずIRのチャンスを活かして欲しいと執行役員と討議している。
TV取材は絶対前もって受けましょうといった話もしていて、実際株価が上がったりしている。
さらにIRを増やしていこうという話については、株主様もご存じの通り、我々も議決権を持った監査等委員でありかなり厳しい目で見ており、取締役会で論議している。
(質問者:でも全然実績ないですよね?)
人材獲得の実績としては6名採用している。
IRもtiwaki社の件も含めて、ポイントポイントでは発表している。
今後のさらなる継続的課題として、我々は討議している。
株主様の仰ることは間違いではなく、ポイントは突いている。
我々監査等委員としても、ご指摘の部分については取締役会で何回も論議している。
(宮崎社長)
株主様から見て「全然足らないじゃないか」というご意見があることについて理解した。
去年も頑張ると言っておきながらご満足いただけない結果となったので、いただいたご意見を採り入れて今後やっていこうと思う。
結果的に、人材にしても「グループ」というくくりにすることでズルをした形にはなったが、次のステージに進むために足らない部分は工夫しながらやっていきたい。
→ この企業規模では、お金のかかることに関しては、対外的にできることが自ずと限られてしまう部分はあると感じます。改善の余地はあるにせよ、十数年ぶりに中計を発表し、その内容に沿ってしっかりと動いているプロセスそのものについては、私は評価したいです。
【質問5】
- 社長はシャイなのか?
ホームページ等でお顔を拝見したことが無い。
経営者の顔が見えることは、投資する側・採用に応募する側にとっても安心感があるので、ご検討いただければと思う。 - 機関投資家向けの資料だったと思うが、道路の舗装関係にも通報システムを使うようなことが書いてあった。
自分の仕事の経験上では簡単じゃないと思うが、そこにどういう判断があったのか、教えていただきたい。
1⇒
(宮崎社長)
自分自身恥ずかしがり屋だとは思うが、その理由だけで出していないということではない。
なぜ今までやっていなかったかと言えば、決してさぼっていたわけではなく、実は私の子供に「声掛け事案」が起きたことがあって、正直、露出を避けていた面がある。
当時小学生だった子供も大きくなっており、もういいだろうという面もあるので、ご意見として承り、検討させていただきたい。
→ 私も疑問に思っていた点でしたが、スッキリしました。この類のことは直接聞いてみないと分からないものです。今後は露出度を高め、トップメッセージを積極的に打ち出していただけると良いですね。
2⇒
(品川取締役)
道路舗装ではなく、高速道路の落下物等の通報に使うソリューションとして提供させていただいている。
Live-Xはそれ以外でも、上水道のメンテナンスにも活用されており、119以外のユーザーの開拓を進めているという状況。
【質問6】
事業拡大におけるリスクについてどうお考えか?
例えば、注文は来るが、リソースが無い。
受注自体における、競合他社と比較した強み・弱み。
公共特有の環境変化等々。
これらによるリスクについてお聞かせ願いたい。
⇒
一番は、データセンターを借りて運用しているクラウドサービスにおいて、止まってしまうリスク。
我々は人を助ける仕事、注意喚起する仕事を行っているため。
止まってしまうと、現契約のお金がいただけなくなるし、止まった企業に発注したくないということも当然出てくる。
データセンターは自前のものではなく、止まってしまうことについて100%責任が持てるわけではない中、台風・地震等で止まってしまうリスクはゼロではない。
その中で我々がやっているのは、アナログではあるが、最終的には人でカバーするということ。
全社で見ても止まるところまで行ったことは無いが、実は裏側で(バックアップは)行っている。
細かいトラブルはどうしてもある。
バグではなく、お客様の使い方の問題ということもあるし、我々の勘違いということもある。
例えば、勝手に工事が行われて電線が切られてしまうトラブルがあったものの、我々がその工事について把握していないようなケースもある。
そのような場合でも、我々の責任じゃないから止まっても知りませんよ、では済まされない。
そういったことが起こらないようにすること、(「ブラック企業」にはならない程度に)何かあっても人海戦術でカバーするといったことで、最終的な防波堤となることによって、お客様の側ではリスクを感じていただかないようにしていて、我々もそれを一番気を付けている。
その他のところでは、人の問題。
昨今の状況として、仕事が増えるからといってバンバンと人を突っ込んで、とにかく頑張れというわけにもいかない。
そんなことをしていては人は辞めてしまうし、残っていただいた方がお互いWIN-WINの関係でいられるので、人材の教育には非常に気を付けている。
特に、止めないことについて理解していただく。
例えば台風のような時に、お客様から分からないと夜中に問い合わせがあった時に、時間外だからと断るわけにはいかない。
命を守る仕事をしている方々とのやりとりをスムーズにできるように、教育には力を入れている。
もしこれをしなくなったら、いくら当社がいいサービスを作ったとしても、お客様は離れると思う。
あとは回収リスク。
官公庁主体でやっているので回収リスクは非常に低い。
この人数でやっているため回収にお金をかけることは難しく、そこは意識して対応している。
【質問7】
株主総会での株主とのやりとりを、IRで出していただけないか?
⇒
(岩田取締役)
先般の決算説明会要旨のように誰でもご覧いただけるものをリリースするというのは、株主以外の方にも目に入ることになるので、今現在では考えていない。
議事録自体は、株主であれば閲覧いただくことは可能。
それをIRやPRに使われてはどうかというご意見だと理解したが、そのまま出すということではなく、ご意見いただいたことから皆さまが知りたがっていることを把握しながら、それに対してIRで我々はこのように考えていると発信するように努めてまいりたい。
【質問8】(質問2と同じ方)
IRに関してご提案申し上げたい。
大きな案件があると株価も反応する傾向があるが、もう少し定期的にIRを出していただき、株主・ステークホルダーの方々が常に未来を向いていただける状態を作っていただきたい。
今は比較的停滞期があり、何かあれば上がるという状況だが、もっとコミュニケーションの間隔を詰めていって、皆さんが同じ未来を見れる状態になると、未来志向で株価の方にも反映されていくと思う。
(いわゆる単発の「材料」だけでは、株価上昇も長続きしないですよね。)
⇒
本日は他の株主様からも「IRに関してもっとやれるのではないか」というお声をいただき、「未来志向で」というお言葉もいただいた。
コミュニケーションが円滑になることは我々にとってもありがたい話なので、もう少し発信の仕方であるとか、「定期的に」といったお話もあったので、ご意見として承り改善に努めてまいりたい。
これだけIRに関してご意見をいただき、この状態のままで来期を迎える勇気は無いので(苦笑)、「定期的に」というキーワードも含め、検討させていただきたい。
→ ワクワク感をいつも感じていたいので、期中での情報発信の活性化に期待しております。
(続く)
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