カーブスホールディングス株主総会2022(1)(★★★★★)

株主総会・説明会

コシダカホールディングスからのスピンオフによりIPOした2020年3月以降、ずっと保有し続けておりますが、他社のものと重なってタイミングが合わず、株主総会には参加できておりませんでした。

今回が初参加となります。

増本岳社長だけでなく、チェーン・マネジメントや店舗オペレーションを担当する、増本陽子取締役(奥様)のお姿もぜひ拝見したいと思っておりました。

(株)カーブスホールディングス【7085】:詳細情報 - Yahoo!ファイナンス
(株)カーブスホールディングスの11/21の終値は900円でした。前日終値、高値、安値はもちろんのこと年初来高値/安値もご覧いただけます。掲示板もあります。


株主総会

日時・場所・お土産

2022年11月4日(火)午前10時

東京都港区芝公園一丁目1番1号
ベルサール御成門タワー 3階ホール

お土産 無し


用意された約120席に対し、参加者は40名強といったところ。

議長は増本社長。

事業報告は概要を映像とナレーションにて説明する簡潔な形。
顧客満足度指数(JSCI)調査において8年連続1位を獲得したこと、平均退会率2.2%であったことが、業績に加えて報告がなされていました。

決算説明会の模様をホームページの動画で見ることができますので、ここはシンプルで良いと思います。


決議事項は、以下の3つです。

  1. 剰余金処分の件
  2. 定款一部変更の件
  3. 取締役(監査等委員であるものを除く。)4名選任の件


質疑応答(1)

(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)

質疑応答には、基本的に増本社長が対応されていました。

【質問1】

まず要望として、フィットネスもリモートでやられていることでもあるし、株主総会もインターネット中継を来年以降ご検討いただきたい。

質問だが、若年層の死亡原因として自殺がNo.1となっている。
心が病んでいる原因として、体を動かしていない、体にいいものを食べられていないといったことがあるのでは?
自治体や学校とのタイアップで、自殺を減らす取り組みはできないか?



まず同時中継についてだが、社内で検討して参りたい。

若年層の社会問題についてだが、当社のビジネスとしては中高年女性が中心であり、直接的な関わりを持つことは難しい。
ただ二、三、近い取り組みはさせていただいている。
まずフードドライブとして、各店にご家庭で余っている食品をお持ちいただいて、近隣の施設(児童養護、母子生活支援)やDVの避難施設にお届けする活動を15年ほど行っている。
また、自殺の中でも妊産婦や子育ての中でのものが目立つため、運動を通じてのメンタルケアや体力回復のサポートをしたいと考え、筑波大やいくつかの自治体と一緒に実証実験を行っている。
うまくいくようなら、全国に広げていきたい。
実際のお客さまとは違うので直接的に若年層にというのは難しいが、できることから貢献していきたい。

【質問2】

会員として思っていることを述べさせていただく。

当面の課題として顧客満足度の向上を挙げられているが、私が会員になって半年、朝10:00~11:30や土曜日の朝など、行きたい時間にあまりにも混雑していて10分以上待つことがザラにあり、通いづらい。
私が通っているのは埼玉県のロードサイド店舗だが、外で待つしかない状態。
寒い中待っているお客さんがいることを認識していただきたい。
この冬、全国的にも不満の声は多い。
店舗は純増5の予定の一方、会員は10%増やすとのことで、より行きにくくなり、解約率も上昇してしまうのではないか?

また、プロテインの売り方も不親切。
美味しいが、6種類あっても飲み比べできない。
1袋ずつ買うしかない。
他チェーンではお試しプランとして、飲み比べが可能となっている。
ぜひご検討いただけないか?

一方、サーキットプログラムは素晴らしい。
リズムの中で自然と運動できるプログラムは、米国発ならでは。
日々の脈の計測プログラムも良い。
なかなか自分でできるものではない。
おうちでカーブスも、自宅で+αの運動ができるのがありがたい。
そして営業利益率が毎年UPしているのも素晴らしいことだ。

(→ 会員の方からの生の声は貴重ですね。プロテインの飲み比べの機会はあるといいなと、私も思いました。)


混雑でご迷惑をおかけしていることをお詫びするとともに、貴重なご意見として社内での検討事項とさせていただく。
コロナ禍においては、緩和の中で多少改善してきてはいるものの、やはり多人数の方々に建物の中でお待ちいただくことができないという事情はある。
コロナ前は、お店の会員数がかなり増えてきた場合には、近隣に出店することを行っていた。
ただコロナでフランチャイジーも経営的なダメージを受けたため、それができなかったというのが実情。
状況が改善して来次第、同様の対応を検討していく。
またお店以外、オンラインも含めて対応していきたいと考えている。

プロテインについても、貴重なご意見として感謝する。
しっかり検討して参りたい。

【質問3】

同業他社が低価格ジムを出店する傾向が強まっている。
これからも今のスタイルで進めていくのか?



低価格ジムの多くは、設備があるだけでインストラクターがいない。
私共はインストラクターがお客さまのサポートをしている。
今まで運動にハードルをお持ちだった方々が中心。
インストラクターが運動の習慣化や栄養面のサポートを行うことで貢献していきたい。
加盟店と一緒になって高品質・高付加価値のサービスを提供していきたい。

【質問4】

第3号議案(取締役選任の件)に関連して、候補者の方の考えをお聞きしたい。
オープンな情報共有がなされていない、メンズカーブスに関してはうまくやれているのか心配。
最前線の様子、具体的には店舗開発や引き合いの状況、オペレーションのことをそれぞれ管掌の取締役の方に伺いたい。
出店に関しては坂本取締役から、運営に関しては増本陽子取締役から、総括として社長からもお話を伺いたい。



(坂本取締役)
メンズカーブスの出店は、女性向けのカーブスを複数店舗運営されているオーナー企業の皆様が、カーブスの合間を縫う形で行っている。
引き合いは強く、「ぜひ男性版を」とたくさんのお声をいただいており、関心は高い。
ただまずは女性向けのカーブスを元に戻すことが先決。
戻ってきた段階で出店を加速させたい。
現行期では+5だが、来期以降、積極的に出店していきたいと考えている。

(増本陽子取締役)
ニーズは確実にある。
女性以上に動けなくなっている男性の方は多いので、ぜひ広げていきたい。
ワークアウトの内容は女性と同じだが、筋肉が付きやすい男性の方が成果は早い
ただ女性と違う点は、男性のお客さまからの紹介が少ない点。
口コミが広がるにはどうしたらいいか、ノウハウを開発中。
女性向けのカーブスを展開しているエリアでは、女性から男性への紹介はかなり見込める
男性は職域で広げられる面もある。
また自治体としては、女性だけでなく男性にも運動を勧められた方がもちろん良い。
男性向けも手掛けることで、女性向けにも相乗効果が見込める。
男性、女性、両面から引き上げていきたい。

→ とても快活なお話しぶりが印象的でした。ベンチャー・リンク時代、創業当時から増本社長を運営面で支えてきただけのことはありますね。

(増本社長)
メンズカーブスは可能性を広げ、使命を果たす上で重要なビジネスであると考える。
同時に、女性向けがあってはじめて成功するとも考えている。
まずは女性向けの回復をしっかりやっていく過程を経て、男性向けも増やしていきたい。
女性向けのカーブスと比較すると、(個店の)黒字化に向けては時間が掛かっている
集客ノウハウを女性と同じレベルまで引き上げることが課題。
フランチャイジーと組み、さまざまなトライアンドエラーをしているところ。
情報開示についてもしっかりと社内で検討していきたい。

(メンズは1店舗当たり何人?との追加質問に対し)

いまはオープンにしていない。
ご意見を参考にさせていただきながら、今後開示を検討していきたい。

→ 現状の課題を正直に仰っていただけたのは良かったです。

【質問5】

子会社ハイスタンダード社はどういう会社?
49百万円の設備投資を行っているようだが…



直営店を運営している会社で、68店を手掛けている。
直営として、他の模範となるように運営している。

(物販は行っているのか?との追加質問に対し)

マシーンの販売は、子会社で日本のフランチャイズ本部であるカーブスジャパンが行っている。

【質問6】

連結計算書類の無形固定資産で、のれん・商標権が200億円ある。
この金額が発生した経緯と、どのように償却していくのか、見通しを教えていただきたい。



2018年3月、グローバルフランチャイザーである米国のカーブスインターナショナルを買収したが、その際に発生したのれん及び商標権。
買収時点におけるのれん・商標権の合計は2億ドルで、当時の日本円換算で215億円。
これを20年、1千万ドルずつ、2038年の期まで償却していくこととなる。
現在、商標権が約200億円。
ドル建てでは1億6千万ドル程度まで償却が進んでいたが、円ベースでは円安で200億円を超える金額となった形。
前期のみで円安の影響で30億円無形固定資産が増えたが、収益的には影響のあるものではない。

【質問7】

業界でのランキング、マーケットシェアやその推移、他社と比べた強みを教えていただきたい。



フィットネス事業としては店舗数・会員数ともNo.1。
満足度も8年連続でNo.1。
シェアの算出は難しい。
未上場の企業もかなりあり、実際の会員数や売上高を捕捉しにくく、計算はしていない。

カーブスの特長は、多くのフィットネスが運動やスポーツの愛好家向けであるのに対し、我々のサービスはこれまで運動をしてこなかった方々向けであること。
始めていただき、続けていただくことが大事だと思っている。
そのために新しいマーケットを創造し、経営ノウハウを積み上げることをやってきた。
我々が登場する前は、フィットネスの参加率は全人口の3%。
それが4%強になってきている。
コロナ禍で減少してしまったと思うので、コロナ明けの現在はどうなっているか分からないが。

とにかく、運動してこなかった方の習慣化という点で、根本のところで差別化できている。

(続く)

質問の数が多く、2回に分けます。次回は、今回私も聞きたかった事項についてお伝えします。
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コメント

  1. 伏見の光 より:

    カーブスは近所にもあり、他の簡易型のフィットネスジムもできてますね。

    そうか、店の前でおばちゃんが集まっているのは、中で待てないとかいう事情もあるのか。

    個人的には心臓のケアのために医療機関でのリハビリに週一回通っているのですが、していることは歩行器、バイク、開脚や屈伸のマシンなど、ジムの運動の入門編みたいなものです。ただ、簡易型の心電図をつけてモニターや心臓の拍動を監視しながら、専門の資格のあるスタッフがアドバイスしてくれるところが医療機関です。保険適用で支払いは一回2000円ちょっとというところです。月4回なら8500円ぐらいの支払いかな。

    カーブスはカーブスだけで完結しているのかなぁ。医療機関との連携とかさらに本格的なジムでのトレーニングにつなげるとかの広がりはないのかな。

    あと、おばちゃんは群れるけど、おじさんとかじいさんは群れないようなイメージがありますね。メンズはどうなのか、伸びるのかなぁ。

    とか、ちょっと考えました。

    • 6_suke 6_suke より:

      医療機関との連携については徐々に進めているみたいです。
      https://www.curves.co.jp/medical01

      男性会員同士のコミュニティの形成と拡大は、女性ほどにはスムーズにはいかないみたいですね。
      今のところ会員集めは、会員の奥様からの口コミがメインのようです。
      この辺りのノウハウをどう高めていくかも注目していきたいです。

      • 伏見の光 より:

        まさに、リンクページに載っている「心臓リハビリテーション」が私が受けているものですね。
        やはり親和性というか近い部分がありそうです。

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