杉田浩章『リクルートのすごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド』を読む。

読書

私もリクルートホールディングスのホルダーになりましたので、組織の強さがどこから来るのかを知りたくて、5年ほど前に出版されたこの本を読んでみました。


リクルートは多くの新規事業を世に出し、継続的に収益を上げ続けるまで育て上げることに定評があります。

これに関しては、閃きに優れた一握りのスーパーマン・スーパーマンが牽引しているというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

でもこの本を読むと、いわゆる「0→1」だけでなく、生まれた事業をスケールさせる「1→10」も、組織として極めてシステマチックに行われていること、仕組みとして作り上げていることがよく分かります。

特に成功事例を生み出した仲間の行動を賞賛しつつ徹底的に分析し、「型化」して組織に横展開する点、ノウハウを個人で独り占めしない点が素晴らしいと思いました。


またリクルートを特徴付ける有名な「リボンモデル」(ここでは説明を省きます)についての解説も、とても詳しいです。

リクルートはそもそもの事業の目的を、単に自社の売上や利益を追求するためのものに留めず、さまざまなステークホルダーが抱える「不」(不満、不安 etc.)を解消するためのものと位置付けています。

リボンモデルはその全体像を捉え、時には業界構造を変えていきながら、(あるべき社会の姿を思い描いた上で)「不」の解消を実現し、継続的な成長へとつなげるフレームワークであることが良く分かりました。

このフレームワークが社内に定着していて、皆が視野を広く保ちながら「不」の解消をいつも真剣に考えているからこそ、従業員一人一人に「圧倒的な当事者意識」が生まれるのですね。


(私にとってはかつての)勤務先のダメな部分が浮き彫りになったという点でも、大変面白い本でした。


大企業の場合は解説本があるのが楽ですね。その企業の強さの本質を自分の力で探っていく楽しみは減りますけども。
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