【7683】ダブルエー 不屈のシンデレラ(2)~逆境に光った「想像以上」

銘柄研究

前回は2019年11月当初の購入理由を書かせていただきましたが、その後、まあ、色々ありまして(あり過ぎまして)、現在主力とするに至っております。

これまでの当社を巡る環境、及び当社の対応について、IRニュースとともに時系列で見ていくことにします。

ir – WA inc.
ORiental TRaffic(オリエンタルトラフィック)の婦人靴の&#3600...

2019年12月 下方修正!!

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7683/tdnet/1777667/00.pdf (連結業績予想の修正に関するお知らせ)

はい、いきなりやらかしてくれました。

11/1上場で、12/13付での2020/1期業績予想下方修正。。

香港デモの大規模化により、店舗の営業休止・時短の長期化が避けられない状況に。
また、9月と10月の大型台風による商業施設の休館等の影響もあり。

「これ、上場時に分からなかったの?」という話なんですが、上場時の業績予想は8/28の臨時取締役会で承認されたもので、機関投資家へのロードショーが確か9/27からだったんですよね。

なかなか後戻りできない状況で、予想の修正をかける必要があるかどうかという点では、非常に微妙な時期でした。

市場からの吸収金額を大きくしたかったのでしょう、確かに当初の業績予想自体が多少背伸びをしていた感は否めません。

ただ、この下方修正は外部環境によるところが大きいという点で、情状酌量の余地はありました。

ということで、今回は(見切りするかどうかの判断の)執行猶予

某パーソナルジムも後を追うように上場後最速での下方修正を行い、それと合わさって投資家のイメージは相当悪化した時期でもあったので、むしろ「安く買えてラッキーかも」と思ったりもしていたのですが…

2020年1月 新型コロナウイルス検出認定。

当社にとって災難が続きます。

2020年1月、武漢で発生しているウイルス性肺炎について、WTOは新型のコロナウイルスが検出されたと認定しました。

国内でも感染者が確認され、2月には指定感染症の政令指定がなされたことで、肺炎の拡大防止策が本格始動します。

当初はどちらかと言えば、日本国内の消費というより、旧正月が絡む中での中国の生産が大丈夫かどうかが心配でした。

そこでIRに確認したところ、早期に再稼働がなされているとの回答があり、「中国協力工場との信頼関係は、思っていた以上に厚い」という好印象を持ちました。

ただ、やがて国内でも感染が広がるにつれ、2020/1期だけでなく2021/1期決算に対しても不安が湧いてきたため、ポートフォリオ全体が痛んできたこともあって、3月に入って泣く泣く一部を手放すことになります。

一番キツい時期でしたね。。

2020年3月 2020/1期決算発表 & 卑弥呼子会社化決定。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7683/tdnet/1807577/00.pdf(2020/1期 決算補足資料)

決算発表は、ほぼ修正予想通りの着地となりました。

3Q実績から逆算した4Q計画が「こんな数字、本当に出せるの?」という水準にも思えましたが、しっかり合わせてきました。
4Qが当社にとって書き入れ時であること数字をしっかりコントロールする力が本来は備わっていることを、ここで確認できた形です。

これで「執行猶予」は外れました(笑)

そして何より、あの「卑弥呼」の買収

「NICAL」のラインがイマイチ伸び悩んでいる印象もありましたし、「ORiental TRaffic」とは客層・商材が補完関係にあり、とても筋の良い買収に思えました。

この時点では買収金額は分かりませんでしたが、買収にあたっては借入の予定は無いこと(→ 手元資金で買えるくらい、お値打ちでの買収であると推定されたこと)も確認致しました。

ここから鬼の買い戻し&買い増しが始まることとなります。

2020年4月 緊急事態宣言(1回目)。

ところが、4/7には7都府県に緊急事態宣言が発せられることに!

都市型店舗を集中的に展開する当社にとっては、相当な痛手です。
4/8からは全店舗営業自粛へと入っていきます。

いったいどこまで当社は外部環境に苦しまなくてはいけないのでしょうか…

まるで継母と連れ子にいじめられるシンデレラのように思えてきました。

でも、ガラスの靴にピッタリと合う足は持っているはず。

今は「灰かぶり」かもしれないけど、日常が戻って来さえすれば、彼女本来の姿で輝くことができるはず ―。

2020年5月 卑弥呼子会社化、マスク無料配布、医療従事者支援、山手線広告。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7683/tdnet/1848580/00.pdf(2021/1期 1Q決算補足資料)

驚いたのは、5月に入って一気に勝負手を打ってきたことです。

  1. 卑弥呼子会社化(5/1)

    … コロナ禍にも関わらず、予定通り実施。買収金額はわずか4億円でした。

  2. マスク28万枚無料配布(5/2~)

  3. 医療従事者支援(5/8~14)(1回目)

    … 1万足の当初提供予定を、応募者全員(22,804足)に変更!

  4. スニーカーブランド「ORTR」認知に向けた山手線広告の実施(5/13~6/29)

    … 上場時から検討していましたが、この状況下で敢行するとは思いませんでした。


いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」という理念を掲げる当社の面目躍如ですね。

まさしく想像以上のサービスの提供。

(特に医療従事者支援の当選者数を変更する辺り。2回目でも、介護従事者を追加したり、当選者数を増やしたりしていましたね。)

またそれを可能にする、圧倒的なスピード感。

上場で調達した資金の使途は変わりましたが、社会貢献に尽力しつつ、将来に向けたビジネス上の種まきも怠らないという、当社の類まれなる企画力、そして底力を見た思いがしました。

また、この時期においても例年通りのスケジュールで秋冬物の企画・開発をしっかり進め、中国協力工場も通常通り稼働させていたことが、後の業績急回復にもつながっています。


緊急事態宣言下でのECシフトも結果が表れていましたし、この2020/1期1Qの決算補足資料の内容を吟味することで、数年先の未来に自信が持てるようになりました。

そして、限界利益が極めて高い商売をしているので、日常が戻って固定費を吸収できるようになれば、卑弥呼の建て直しによる上積みも加わって、驚くような利益を出せるようになるはずだと、確信するに至りました。


以降については省略させていただきますが、YouTubeプロモーション開始や、アフターコロナも見据え、「ORTR」の更なる浸透の企図も兼ねた2回目の医療従事者支援を行うなど、攻め続ける姿勢は頼もしい限りです。

2022/1期予想についても、絶妙に上ブレの期待も持たせるような数字となっており、あとは当社の強みがフルに活用できる局面を待つばかりといった印象。

次回は、当社のオペレーション上の本質的な強みについて、しっかり分析していきたいと思います。

(続く)

当社は効率経営をやっているのに、株主としては非効率な投資を強いられておりました(苦笑)でもお楽しみはこれからです。
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